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CAS RN: 311-28-4 | 製品コード: T0057
Tetrabutylammonium Iodide
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規格表
外観 | 白色~ほとんど白色粉末~結晶 |
純度(非水法) | 98.0 %以上 |
融点 | 144.0~149.0 °C |
熱水溶状 | ほとんど澄明以内 |
物性値(参考値)
融点 | 147 °C |
溶解性(可溶) | アルコール, エーテル |
GHS
絵表示 | |
注意喚起語 | 警告 |
危険有害性情報 | H302 : 飲み込むと有害。 H315 : 皮膚刺激。 H319 : 強い眼刺激。 |
注意書き | P501 : 残余内容物・容器等は産業廃棄物として適正に廃棄すること。 P270 : この製品を使用するときに,飲食又は喫煙をしないこと。 P264 : 取扱い後は皮膚をよく洗うこと。 P280 : 保護手袋/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P302 + P352 : 皮膚に付着した場合:多量の水で洗うこと。 P337 + P313 : 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P305 + P351 + P338 : 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P362 + P364 : 汚染された衣類を脱ぎ,再使用する場合には洗濯をすること。 P332 + P313 : 皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P301 + P312 + P330 : 飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。口をすすぐこと。 |
法規情報
化審法 |
2-186 |
RTECS# | BS5450000 |
輸送情報
利用例
(フェニルチオ)トリメチルシランを用いたBn基の脱保護
文献
- Protection for the Hydroxyl Group, Including 1,2- and 1,3-Diols
- P. G. M. Wuts, in Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis, 5th ed., ed. by P. G. M. Wuts, John Wiley & Sons, Inc., Hoboken, New Jersey, 2014, Chap. 2, 17.
利用例
塩化アルミニウム(III)とTBAIを用いたメトキシ基の脱保護反応
文献
- Protection for the Hydroxyl Group, Including 1,2- and 1,3-Diols
- P. G. M. Wuts, in Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis, 5th ed., ed. by P. G. M. Wuts, John Wiley & Sons, Inc., Hoboken, New Jersey, 2014, Chap. 2, 17.
利用例
カルボニル化合物のα-アシロキシ化反応
実験例:ケトンのα-アシロキシ化
ケトン(1 mmol),カルボン酸(1 mmol),Bu4NI (36.9 mg, 0.1 mmol, 10 mol%)の酢酸エチル(5 mL)溶液にtert-ブチルヒドロペルオキシド(5.5 Mノナンまたはデカン溶液, 364 µL, 2 mmol)を室温で加える。75℃に加熱し,TLCで反応をモニターする。反応終了後,室温に戻し,反応溶液をチオ硫酸ナトリウム水溶液(5 mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(5 mL)に注ぐ。酢酸エチルで2回抽出し,ブラインで洗浄する。有機層を合わせ,無水硫酸ナトリウムで乾燥後,減圧下で溶媒を留去する。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン―酢酸エチル)で精製することにより,純粋な目的物が得られる。
ケトン(1 mmol),カルボン酸(1 mmol),Bu4NI (36.9 mg, 0.1 mmol, 10 mol%)の酢酸エチル(5 mL)溶液にtert-ブチルヒドロペルオキシド(5.5 Mノナンまたはデカン溶液, 364 µL, 2 mmol)を室温で加える。75℃に加熱し,TLCで反応をモニターする。反応終了後,室温に戻し,反応溶液をチオ硫酸ナトリウム水溶液(5 mL)および炭酸水素ナトリウム水溶液(5 mL)に注ぐ。酢酸エチルで2回抽出し,ブラインで洗浄する。有機層を合わせ,無水硫酸ナトリウムで乾燥後,減圧下で溶媒を留去する。残渣をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン―酢酸エチル)で精製することにより,純粋な目的物が得られる。
文献
PubMed Literature
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