Maximum quantity allowed is 999
試薬の取り扱いについて
試薬は、試験・研究開発のためになくてはならない化学物質ですが、その取扱いを誤ると思わぬ事故を引起こす危険性を有しているものも少なくありません。このような試薬は、火災や爆発の危険性、暴露により人体に悪影響を与える有害性、および保管中に分解して思わぬ事故を引起こす危険性を有するものに大別されます。もちろん、これらの危険性が組合わされた試薬も存在します。
火災や爆発の危険性がある試薬は消防法などの規制を受け、毒性を有する試薬は毒物及び劇物取締法などの規制を受けます。しかしながら、試薬の中には、開発されて間もないため、あるいは生産される量がわずかであるなどの理由により危険有害性に関する検討が行われていないものも数多く存在します。従って、ラベルMSDS、文献などに危険性・有害性に関する具体的な記述がなくとも、その試薬・化学薬品に危険性・有害性がないということを意味するものではありません。また、たとえ記述されている場合であっても、その試薬・化学薬品の全ての危険性・有害性を示しているとは限りません。ご使用の際には安全面に十分注意し、開封、保管から廃棄に至るまで責任ある管理をお願いいたします。 すべての試薬には“秘められた危険有害性がある”との認識を持つことが事故の防止に繋がります。
- 購入後、必ずラベル表示事項をご確認ください。
- 転倒落下防止対策を確実に行い、適正に管理してください。
- 使用する前にもう一度ラベル表示事項を確認し、必要な安全対策を実施してください。危険・有害性に関する表示のないものについては、くれぐれも慎重にお取り扱いください。
- 必ず保護具を着用し、十分な注意の下にお取り扱いください。
- 関連法規、文献、MSDS等を参照し、試薬の特性を考慮した安全対策を実施してください。
- 試薬は購入後速やかに使い切ることを想定していますが、例外的な使用残の保管・管理は購入時と同様、あるいはそれ以上の十分な注意を徹底してください。
- 万一、専門家以外の方に試薬を取扱う作業を委ねる場合には、必ず専門家の十分な指導監督の下で行ってください。
- 使用後の廃棄物、不要あるいは古くなった試薬は、諸法規の規制を遵守して適切に処理してください。
用途の範囲
弊社試薬は、試験・研究用のみに使用されるものです。不適当な使用が予測される場合、注文をお断りすることが法により義務づけられています。
官封食用色素(弊社製品等級 FC)、医薬品原薬(主に化成品)など、特に表示のあるものを除き、弊社の試薬・化学薬品は、医薬品、医薬部外品、化粧品、農薬、殺虫剤、食品添加物、家庭用化学薬品など試験・研究以外の用途には使用することはできません。誤った使用による事故については、弊社は一切の責任を負いません。
弊社試薬には、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」及び「労働安全衛生法(化学物質の有害性調査制度)」により既存化学物質として登録されていない、新規化学物質が数多くあります。新規化学物質を試験・研究以外の用途に利用される場合には、使用される数量の多少にかかわらず新規化学物質としての届出の義務が生じます。その必要がある場合には、速やかに弊社営業部または化成品営業部へご連絡ください。
通常の試験・研究の目的で利用される場合には必要ありません。
向精神薬、医薬用外毒物・劇物などの販売および購入に際しては、各法律に基づく資格(免許等)や所定の手続きが必要となる場合があります。
弊社は、出荷された製品の使用、販売に関して、その製品自身や他製品との併用から、あるいは何等かの工程操作において、日本国内や外国の特許に抵触しないということを保証いたしません。