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CAS RN: 3375-31-3 | 製品コード: P2161
Palladium(II) Acetate (Purified)

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製品コード | P2161 |
純度(試験方法) | >98.0%(T) |
分子式・分子量 | C__4H__6O__4Pd = 224.51 |
物理的状態(20℃) | 固体 |
保管温度 | 室温 (15°C以下の冷暗所を推奨) |
容器 | 1G-インナービン (ガラスビン,プラスチックチューブ) (画像を見る) |
CAS RN | 3375-31-3 |
Reaxys Registry Number | 3602276 |
PubChem Substance ID | 253662088 |
SDBS(産業技術総合研究所スペクトルDB) | 12841 |
Merck Index(14) | 6991 |
MDL番号 | MFCD00012453 |
外観 | うすい黄色~褐色粉末~結晶 |
純度(キレ-ト法) | 98.0 %以上 |
元素分析 窒素(N) | 0.30 %以下 |
融点 | 205 °C |
極大吸収波長 | 400 nm (EtOH) |
溶解性(可溶) | アセトン |
絵表示 |
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注意喚起語 | 危険 |
危険有害性情報 | H318 : 重篤な眼の損傷。 H317 : アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ H410 : 長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性。 |
注意書き | P501 : 残余内容物・容器等は産業廃棄物として適正に廃棄すること。 P261 : 粉じんの吸入を避けること。 P273 : 環境への放出を避けること。 P272 : 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 P280 : 保護手袋/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P302 + P352 : 皮膚に付着した場合:多量の水で洗うこと。 P391 : 漏出物を回収すること。 P362 + P364 : 汚染された衣類を脱ぎ,再使用する場合には洗濯をすること。 P333 + P313 : 皮膚刺激又は発しん(疹)が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P305 + P351 + P338 + P310 : 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。直ちに医師に連絡すること。 |
化審法 |
2-693 |
RTECS# | AJ1900000 |
UN番号 | UN3077 |
クラス | 9 |
包装等級 | III |
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使用した化学品
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実施手順
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3-ヨードベンズアルデヒド(1.16 g, 5.00 mmol)を乾燥したDMF (15.0 mL)に溶解し,酢酸カリウム(981 mg, 10.0 mmol), 酢酸パラジウム(II) (112 mg, 0.500 mmol, 10 mol%),ビス(ピナコラト)ジボロン(1.27 g, 5.00 mmol)を順次加えた。 80 °C で7時間攪拌した後に水(15 mL)を加えて反応を停止し,飽和塩化アンモニウム水溶液(10 mL)を加え,ヘキサン : 酢酸エチル = 4 : 1で2回抽出した。有機層を水(50 mL),飽和食塩水(50 mL)で洗浄し,無水硫酸ナトリウム(9 g)で乾燥した。これを濃縮すると黄色液体が得られた。得られた液体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン 100% → ヘキサン: 酢酸エチル = 1 : 1)で精製して,3-ホルミルフェニルボロン酸ピナコールが黄色油状物として得られた(500 mg, 2.15 mmol, 43%)。
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実施者コメント
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(1) DMFは使用前にモレキュラーシーブで乾燥した。
(2) 反応溶液はTLC (ヘキサン : 酢酸エチル = 1 : 1, Rf = 0.30)とGCでモニタリングした。
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分析データ(3-ホルミルフェニルボロン酸ピナコール)
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1H NMR (400 MHz, CDCl3); δ 10.1 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 8.06 (d, J = 4.0 Hz, 1H), 7.99 (ddd, J = 1.6, 1.8, 7.8 Hz, 1H), 7.53 (t, J = 8.0 Hz, 1H), 1.37 (s, 12H).
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先行文献
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- The bulky side chain of antillatoxin is important for potent toxicity: rational design of photoresponsive cytotoxins based on SAR studies
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使用した化学品
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実施手順
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4-ブロモフェノール(1.5 g, 8.7 mmol)のトリエチルアミン(10 mL)溶液を室温にて窒素雰囲気下で攪拌し,スチレン(1.1 g, 10.8 mmol),トリ(o-トリル)ホスフィン (0.16 g, 0.52 mmol),酢酸パラジウム(II) (0.020 g, 0.087 mmol)を順に添加した。反応溶液を100 °Cに加熱し終夜攪拌した後室温まで放冷し,氷冷下で攪拌した1 mol/L塩酸中に注加し,さらにジエチルエーテルを加え10分間攪拌した。溶液を分液後,水層をジエチルエーテルで抽出し,有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ,溶媒を留去した。得られた粗製をトルエンより再結晶すると,trans-4-ヒドロキシスチルベン(0.97 g,57%収率)が淡褐色固体として得られた。
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実施者コメント
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反応溶液は1H NMR でモニタリングした。
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分析データ(trans-4-ヒドロキシスチルベン)
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1H NMR (400 MHz, CDCl3); δ 9.59 (s, 1H), 7.53 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 7.42 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.34 (dd, J = 7.8, 7.3 Hz, 2H), 7.22 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 16.5 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 16.5 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 8.7 Hz, 2H).
13C NMR (101 MHz, CDCl3); δ 157.3, 137.6, 128.7 (2 C), 128.5, 128.1, 127.9 (2 C), 127.0, 126.1 (2 C), 125.1, 115.6 (2 C).
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先行文献
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- Palladium-catalyzed vinylic substitution with highly activated aryl halides
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その他の参考文献
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- Advances in the Heck chemistry of aryl bromides and chlorides
使用した化学品
実施手順
ナトリウム tert-ブトキシド (0.54 g, 5.6 mmol),酢酸パラジウム(II) (4.5 mg, 0.020 mmol),JohnPhos (0.012 g, 0.040 mmol),4-クロロトルエン (0.51 g, 4.0 mmol),モルホリン (0.42 g, 4.8 mmol)のトルエン (8 mL)溶液を室温で順次加え,窒素雰囲気下で42時間攪拌した後さらに7時間加熱還流した。反応溶液を室温まで放冷し,ジエチルエーテル (20 mL)で希釈したのちにセライトを用いて不溶物を濾別した。濾液を濃縮して得られた粗製をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル = 4:1)で精製することで,4-(p-トリル)モルホリン (0.45 g,63%収率)が薄茶色固体として得られた。
実施者コメント
反応溶液は1H NMR でモニタリングした。
分析データ(4-(p-トリル)モルホリン)
1H NMR (400 MHz, CDCl3); δ 7.10 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.85 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 3.87 (t, J = 4.6 Hz, 4H), 3.12 (t, J = 4.8 Hz, 4H), 2.28 (s, 3H).
13C NMR (101 MHz, CDCl3); δ 129.9 (4 C), 116.2 (2 C), 67.1 (2 C), 50.1 (2 C), 20.6.
先行文献
- A Highly Active Catalyst for the Room-Temperature Amination and Suzuki Coupling of Aryl Chlorides
その他の参考文献
- Simple, Efficient Catalyst System for the Palladium-Catalyzed Amination of Aryl Chlorides, Bromides, and Triflates
使用した化学品
実施手順
酢酸パラジウム(II) (44.9 mg, 0.200 mmol, 4 mol%),XPhos (143 mg, 0.300 mmol, 6 mol%),フッ化セシウム(2.28 g, 15.0 mmol)と2-クロロフェノチアジン (1.17 g, 5.00 mmol)をトルエン(15.0 mL)に溶解し,トリブチル(2-チエニル)すず (2.24 g, 1.90 mL, 6.00 mmol)を加えた。80 ºC で24時間攪拌した後にジクロロメタン(15 mL)と水(15 mL)を加え,分離し,水層をジクロロメタンで3回抽出した。得られた有機層を無水硫酸マグネシウム (10 g)で乾燥し,濃縮することで茶色固体の粗製を得た。得られた粗製をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン : 酢酸エチル = 50 : 1 ~ 5 : 1 → ジクロロメタン)で精製することで2-(チオフェン-2-イル)-10H-フェノチアジンを黄色固体として得た(990 mg, 3.51 mmol, 70%)。
実施者コメント
反応溶液はTLC (ヘキサン : 酢酸エチル = Rf: S.M.=0.28 T.M.=0.18)とGCでモニタリングした。
分析データ(2-(チオフェン-2-イル)-10H-フェノチアジン)
1H NMR (400 MHz, CDCl3); δ 7.92 (brs, 1H), 7.42 (dd, J = 0.9, 5.0 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 0.9, 3.6 Hz, 1H), 7.08-7.13 (m, 2H), 6.94-7.03 (m, 4H), 6.73-6.82 (m, 2H).
先行文献
- Rapid Access to New Angular Phenothiazine and Phenoxazine Dyes
文献
- 1) A Rational Pre-catalyst Design for Bis-Phosphine Mono-oxide Palladium Catalyzed Reactions
- 2) Enantioselective Synthesis of Hemiaminals via Pd-Catalyzed C-N Coupling with Chiral Bisphosphine Mono-oxides
- 3) Searching for Practically Useful P-Chirogenic Phosphine Ligands
記事/パンフレット
[注目論文] パラジウム/QuinoxP*錯体を用いた動的速度論的光学分割
[TCI反応実例] 酢酸パラジウム(II)を用いるHeck反応
SDS
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