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CAS RN: 14221-01-3 | 製品コード: T1350

Tetrakis(triphenylphosphine)palladium(0)


純度(試験方法): >97.0%(T)
別名:
  • テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)
  • Pd(PPh3)4
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製品コード T1350
純度(試験方法) >97.0%(T)
分子式・分子量 C__7__2H__6__0P__4Pd = 1,155.59 
物理的状態(20℃) 固体
保管温度 冷凍 (-20°C)
不活性ガス充填 不活性ガス充填
避けるべき条件 空気,熱
CAS RN 14221-01-3
Reaxys Registry Number 6704828
PubChem Substance ID 87577117
MDL番号

MFCD00010012

規格表
外観 うすい黄色~くすんだ黄色~暗い緑色粉末~結晶
純度(キレ-ト法) 97.0~106.0 %
IR 構造を支持
物性値(参考値)
融点 105 °C
GHS
法規情報
輸送情報
利用例
TCI反応実例:Pd(PPh3)4を用いた鈴木-宮浦クロスカップリング

使用した化学品

実施手順

3-ホルミルフェニルボロン酸(480 mg, 3.2 mmol),4-クロロ-3,5-ジメチルフェノール(500 mg, 3.2 mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(55 mg, 0.048 mmol, 1.5 mol%)を脱気したエタノール(20 mL)に溶解させた。水(5 mL)に溶解させた炭酸ナトリウム(250 mg, 2.4 mmol)を加え,75 °Cに加熱し5時間撹拌した。TLCで原料消失を確認後,反応溶液を室温まで冷却し,ろ過した。ろ液を減圧下濃縮して,得られた残渣に氷冷したジエチルエーテル(15 mL)を加えた。不溶物をろ去し,ろ液を濃縮することで目的物(506 mg, 2.24 mmol, 70%)が淡黄色結晶性固体として得られた。

実施者コメント

エタノールは使用前に窒素バブリングを行った。
反応溶液はTLC (ヘキサン : 酢酸エチル = 2 : 3, Rf = 0.8)でモニタリングした。

分析データ(4’-ヒドロキシ-2’,6’-ジメチル[1,1’-ビフェニル]-3-カルバルデヒド)

1H NMR (400 MHz, CDCl3); δ 10.09 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.90 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 7.65 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.56 (s, 2H), 4.79 (s, 1H), 2.36 (s, 6H).

先行文献


利用例
パラジウム触媒を用いた三成分反応によるイミダゾリジノン類の合成

実験例:炭酸カリウム(55 mg, 0.40 mmol)を入れたシュレンク管を火炎乾燥しアルゴン充填した後,Pd(PPh3)4 (12 mg, 0.010 mmol),PMB保護2,3-アレニルアミン(37 mg, 0.20 mmol),ヨードベンゼン(58 mg, 0.28 mmol),イソシアン酸フェニル(36 mg, 0.30 mmol),アセトニトリル(4 mL)を順次加える。70℃で加熱撹拌し,TLCで反応終了を確認後,減圧下で溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=7:1)で精製することにより,対応するイミダゾリジノン(72 mg, Y. 96%)がオイルとして得られる。

文献


PubMed Literature


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