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1分子、1細胞レベルでの解析技術が向上し、またRNAは核酸医薬のターゲットとなることもあるため、RNAをイメージングすることは分子生物学、医薬創薬研究で非常に重要な手段となってきました。ここではRNAイメージングに有効な製品を紹介します。
特長
- 大腸菌等の細菌中に存在するRNAを染色
- RNAを染色した際の極大励起波長 450 nm、極大蛍光波長 485 nm
- 蛍光強度が非常に高く、染色後に洗浄なしで観察可能
- RNA染色試験済み
利用例:T-Fluor 480を用いた大腸菌のRNA染色蛍光画像
- 大腸菌BW25113株をLB培地、37°Cで一晩培養する。
- 翌日、100 µg/mLのリファンピシン(※)入りLB培地、またはリファンピシン抜きLB培地に前日培養した培地の1/100容量を添加し、37°Cで4時間培養する。
- 遠心分離操作で上清を除いた後、ペレットに6.5 μg/mLのT-Fluor 480入りPBS溶液を添加し、室温で5分間染色する。
- GFP用のフィルターを用いて蛍光顕微鏡で観察する。
※ リファンピシン:RNA合成阻害物質
利用例:透明化したバイオフィルムのRNA観察
- メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)をガラス底ディッシュで24時間静置培養し、バイオフィルムを形成させる。
- 培養液と浮遊細菌を取り除き、固定し、洗浄する。
- 8 µg/mLのT-Fluor 480溶液 in PBSを加えて室温で30分間染色する。
- PBSまたはバイオフィルム透明化試薬iCBiofilm-H1(製品コード:T4031)を添加し、観察する。