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二原子炭素の化学合成研究に有用な超原子価ヨウ素試薬

トリメチルシリルエチニル(フェニル)ヨードニウムテトラフルオロボラート (1)は、β-ジカルボニル化合物のα-エチニル化に有用なエチニル(フェニル)ヨードニウムテトラフルオロボラート (2)の前駆体で、それ自身もエチニル化剤として利用できます1)

さて、宮本と内山らは1にテトラブチルアンモニウムフルオリドやふっ化セシウムを作用させることにより、室温で二原子炭素 (C2)が発生し、9,10-ジヒドロアントラセンガルビノキシルフリーラジカルにトラップされたと報告しました2)。さらに、C2がナノカーボン類のボトムアップ合成原料としても使用可能であることを示しました。また、別グループにより、本手法を用いたN-(アシロキシ)イナミドの合成3)も報告されています。計算科学検討によりトラップ化合物の生成には遊離C2を経由しない経路の可能性も提案され4)、計算と実験の両面で検討されていますが、結論は得られていません5)。このように、1はエチニル化反応だけでなく、C2の化学合成と利用に関する研究においても注目されます。

二原子炭素の化学合成研究に有用な超原子価ヨウ素試薬

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