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CAS RN: 429-41-4 | 製品コード: T1338
Tetrabutylammonium Fluoride (ca. 1mol/L in Tetrahydrofuran)
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外観 | 無色~赤色~緑色透明液体 |
濃度(非水滴定) | 1.0~1.1 mol/L |
水分 | 10.0 %以下 |
テトラ-n-ブチルアンモニウムビフルオリド | 5.0 %以下 |
臭化物(Br) | 1.0 %以下 |
引火点 | -17 °C |
比重 | 0.92 |
水への溶解性 | 完全に混和性である |
絵表示 | |
注意喚起語 | 危険 |
危険有害性情報 | H302 : 飲み込むと有害。 H314 : 重篤な皮膚の薬傷及び眼の損傷 H371 : 臓器の障害のおそれ H372 : 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害。 H351 : 発がんのおそれの疑い。 H335 : 呼吸器への刺激のおそれ。 H225 : 引火性の高い液体及び蒸気。 |
注意書き | P501 : 残余内容物・容器等は産業廃棄物として適正に廃棄すること。 P260 : 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P270 : この製品を使用するときに,飲食又は喫煙をしないこと。 P202 : 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P240 : 容器を接地すること/アースをとること。 P210 : 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること。禁煙。 P233 : 容器を密閉しておくこと。 P201 : 使用前に取扱説明書を入手すること。 P243 : 静電気放電に対する予防措置を講ずること。 P241 : 防爆型の電気機器/換気装置/照明機器/機器を使用すること。 P242 : 火花を発生させない工具を使用すること。 P271 : 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 P264 : 取扱い後は皮膚をよく洗うこと。 P280 : 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P370 + P378 : 火災の場合:消火するために乾燥砂 , 粉末消火剤 (ドライケミカル) または耐アルコール性フォームを使用すること。 P308 + P311 : ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。 P303 + P361 + P353 : 皮膚(又は髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣類を全て脱ぐこと。皮膚を流水/シャワーで洗うこと。 P301 + P330 + P331 : 飲み込んだ場合:口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。 P363 : 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 P301 + P312 + P330 : 飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。口をすすぐこと。 P304 + P340 + P310 : 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し,呼吸しやすい姿勢で休息させること。 直ちに医師に連絡すること。 P305 + P351 + P338 + P310 : 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。直ちに医師に連絡すること。 P403 + P233 : 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 P403 + P235 : 換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。 P405 : 施錠して保管すること。 |
化審法 | 優先評価化学物質 |
安衛法 |
有機則 第二種有機溶剤等 |
PRTR法 | 第一種指定化学物質 |
消防法 | 危-4-1-II |
UN番号 | UN2924 |
クラス | 3 / 8 |
包装等級 | II |
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使用した化学品
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- 5-O-tert-Butyldiphenylsilyl-2,3-O-isopropylidene-D-ribono-1,4-lactone
- TBAF (ca. 1mol/L in Tetrahydrofuran) [T1338]
- THF
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実施手順
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反応容器に5-O-tert-ブチルジフェニルシリル-2,3-O-イソプロピリデン-D-リボン酸-1,4-ラクトン (100 mg, 0.234 mmol)、THF (2.3 mL)を加え、氷浴下攪拌し、ここにTBAF (ca. 1 mol/L in THF, 0.3652 mL, 0.352 mmol)を加えた。氷浴下2時間攪拌した後に、飽和塩化アンモニウム水溶液 (10 mL)、酢酸エチル (25 mL)を加えて、分液後、有機層を水 (10 mL)、飽和食塩水 (10 mL)で洗浄し、これを無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。粗製をヘキサン (5 mL)にて固体洗浄を行うと、2,3-O-イソプロピリデン-D-リボン酸γ-ラクトン (0.0389 g, 収率88%)が白色固体として得られた。
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実施者コメント
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反応溶液はTLC (ジクロロメタン:メタノール = 9:1, Rf = 0.5,過マンガン酸カリウム水溶液で呈色)でモニタリングした。
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分析データ
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1H NMR (400 MHz, CDCl3); δ 4.82(d, 1H, J = 5.6 Hz), 4.76 (d, 1H, J = 5.6 Hz), 4.61 (t, 1H, J = 2.0 Hz), 4.00 – 3.95 (1H, m), 3.83 - 3.78 (1H, m), 1.88 (1H, t, J = 5.2 Hz), 1.47 (3H, s), 1.37 (3H, s).
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その他の文献
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- Novel Deprotection of SEM Ethers: A Very Mild and Selective Method Using Magnesium Bromide
文献
- A New and Efficient Hypervalent Iodine-Benzyne Precursor, (Phenyl)[o-(trimethylsilyl)phenyl]iodonium Triflate: Generation, Trapping Reaction, and Nature of Benzyne
アルゴン雰囲気下、乾燥したMS4Å (1.0 g)のTHF (4.0 mL)懸濁液の中にTBAF (1.0 M in THF, 1.5 mL, 1.5 mmol)を加え、室温で2時間撹拌する。-20℃まで冷却し、4,4-ジフルオロ-3-(トリエチルシリル)-3-ブテン酸エチル(265 mg, 1.0 mmol)およびベンズアルデヒド(204 µL, 2.0 mmol)の溶液を-20℃で1時間かけて加える。-20℃のまま1時間撹拌した後、反応混合物を10%塩酸に注ぎ、エーテルで抽出、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン)で精製することにより、目的物が得られる。
文献
- New approach to synthesize β,β-difluorohomoallylic alcohols
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