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CAS RN: 130-95-0 | 製品コード: Q0028
Quinine
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規格表
外観 | 白色~ほとんど白色粉末~結晶 |
純度(HPLC) | 96.0 area%以上 |
純度(非水法) | 98.0 %以上 |
融点 | 174.0~179.0 °C |
比旋光度 [a]20/D | -160 ~ -170 deg(C=2, エタノール) |
メタノール溶状 | わずかな微濁以内 |
NMR | 構造を支持 |
物性値(参考値)
融点 | 177 °C |
比旋光度 [α]D | -165° (C=2,EtOH) |
水への溶解性 | 不溶 |
GHS
絵表示 | |
注意喚起語 | 危険 |
危険有害性情報 | H302 : 飲み込むと有害。 H315 : 皮膚刺激。 H319 : 強い眼刺激。 H317 : アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ H334 : 吸入するとアレルギー,ぜん(喘)息又は呼吸困難を起こすおそれ。 |
注意書き | P501 : 残余内容物・容器等は産業廃棄物として適正に廃棄すること。 P261 : 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P272 : 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 P270 : この製品を使用するときに,飲食又は喫煙をしないこと。 P264 : 取扱い後は皮膚をよく洗うこと。 P280 : 保護手袋/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P284 : (換気が不十分な場合)呼吸用保護具を着用すること。 P302 + P352 : 皮膚に付着した場合:多量の水で洗うこと。 P342 + P311 : 呼吸に関する症状が出た場合:医師に連絡すること。 P337 + P313 : 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P305 + P351 + P338 : 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P362 + P364 : 汚染された衣類を脱ぎ,再使用する場合には洗濯をすること。 P304 + P340 : 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し,呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P333 + P313 : 皮膚刺激又は発しん(疹)が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P301 + P312 + P330 : 飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。口をすすぐこと。 |
法規情報
化審法 |
9-322 |
RTECS# | VA6020000 |
輸送情報
利用例
抗マラリア活性物質,キニン
キニンはキナの樹皮に含まれるアルカロイドで,19世紀から研究されている化合物です1)。この化合物は抗マラリア活性を有しており2-4),原虫のヘムポリメラーゼを阻害して毒性を示すと考えられています 。また,他の抗マラリア活性物質としてクロロキン二りん酸塩 [C2301],ヒドロキシクロロキン硫酸塩 [H1306],アルテミシニン [A2118] が挙げられます 。(本製品は試薬であり,試験・研究用のみにご使用ください。)
文献
- 1)Fatal Dose of Sulphate of Quinine
- 2)Antimalarial Drug Toxicity (a review)
- 3)Pharmacokinetics of quinine, chloroquine and amodiaquine. Clinical implications (a review)
- 4)Quinine, an old anti-malarial drug in a modern world: role in the treatment of malaria (a review)
利用例
シンコナアルカロイド触媒によるピラゾロン類とp-ベンゾキノンとの不斉タンデムマイケル付加/酸化反応
実験例:
p-ベンゾキノン(42.6 mg, 0.4 mmol)およびキニン(1.3 mg, 2 mol%)を1,2-ジクロロエタン(2 mL)に溶解する。 25 °Cで10分撹拌し,4-置換ピラゾール-5-オン(0.2 mmol)を加える。25 °Cで24時間撹拌後,減圧下で溶媒を留去する。残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1–6:1)で精製することにより,目的物が得られる。
p-ベンゾキノン(42.6 mg, 0.4 mmol)およびキニン(1.3 mg, 2 mol%)を1,2-ジクロロエタン(2 mL)に溶解する。 25 °Cで10分撹拌し,4-置換ピラゾール-5-オン(0.2 mmol)を加える。25 °Cで24時間撹拌後,減圧下で溶媒を留去する。残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル:酢酸エチル=10:1–6:1)で精製することにより,目的物が得られる。
文献
PubMed Literature
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