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CAS RN: 60456-23-7 | 製品コード: G0364

(S)-(-)-Glycidol


純度(試験方法): >96.0%(GC)
化審法:   2-2389
別名:
  • (S)-(-)-グリシドール
  • (S)-(-)-1-ヒドロキシ-2,3-エポキシプロパン
  • (S)-(-)-2-(ヒドロキシメチル)オキシラン
  • (S)-(-)-1-Hydroxy-2,3-epoxypropane
  • (S)-(-)-2-(Hydroxymethyl)oxirane
製品書類:
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製品コード G0364
純度(試験方法) >96.0%(GC)
分子式・分子量 C__3H__6O__2 = 74.08 
物理的状態(20℃) 液体
保管温度 冷凍 (<0°C)
不活性ガス充填 不活性ガス充填
避けるべき条件 湿気(分解),熱
CAS RN 60456-23-7
Reaxys Registry Number 79783
PubChem Substance ID 125307378
MDL番号

MFCD00074874

規格表
外観 無色~うすい黄赤色~黄色透明液体
純度(GC) 96.0 %以上
光学純度(GC) 97.0 ee%以上
物性値(参考値)
沸点 67 °C/19 mmHg
引火点 72 °C
比重 1.12
比旋光度 [α]D -15° (neat)
屈折率 1.43
水への溶解性 完全に混和性である
GHS
絵表示 Pictogram Pictogram
注意喚起語 危険
危険有害性情報 H331 : 吸入すると有毒。
H302 + H312 : 飲み込んだり,皮膚に接触すると有害。
H315 : 皮膚刺激。
H319 : 強い眼刺激。
H361 : 生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い。
H370 : 臓器の障害
H373 : 長期にわたる,又は反復ばく露により臓器の障害のおそれ
H341 : 遺伝性疾患のおそれの疑い。
H350 : 発がんのおそれ。
H335 : 呼吸器への刺激のおそれ。
H227 : 可燃性液体。
注意書き P501 : 残余内容物・容器等は産業廃棄物として適正に廃棄すること。
P260 : 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。
P270 : この製品を使用するときに,飲食又は喫煙をしないこと。
P202 : 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。
P210 : 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること。禁煙。
P201 : 使用前に取扱説明書を入手すること。
P271 : 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。
P264 : 取扱い後は皮膚をよく洗うこと。
P280 : 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。
P370 + P378 : 火災の場合:消火するために乾燥砂 , 粉末消火剤 (ドライケミカル) または耐アルコール性フォームを使用すること。
P337 + P313 : 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。
P305 + P351 + P338 : 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
P308 + P311 : ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。
P362 + P364 : 汚染された衣類を脱ぎ,再使用する場合には洗濯をすること。
P332 + P313 : 皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。
P301 + P312 + P330 : 飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。口をすすぐこと。
P302 + P352 + P312 : 皮膚に付着した場合:多量の水と石けん(鹸)で洗うこと。 気分が悪いときは医師に連絡すること。
P304 + P340 + P311 : 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し,呼吸しやすい姿勢で休息させること。 医師に連絡すること。
P403 + P233 : 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。
P403 + P235 : 換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。
P405 : 施錠して保管すること。
法規情報
化審法 2-2389
安衛法 変異原性物質
PRTR法 第二種指定化学物質
消防法 危-4-3-III
RTECS# RR0508100
輸送情報
UN番号 UN2810
クラス 6.1
包装等級 III
利用例
ビニルマグネシウムブロミドを用いる位置選択的エポキシド開環Grignard反応

実験例:窒素雰囲気下,(S)-グリシドール (5.0 g) とイミダゾール (5.97 g) のCH2Cl2 (250 mL) 溶液にTBDPSCl (18.55 g) のCH2Cl2 (20 mL) 希釈液を加え,室温で1.5時間撹拌する。水を加えた後,白色スラリーを失活する。有機層を飽和食塩水で洗浄し硫酸ナトリウムで乾燥する。有機層を濃縮するとTBDPS-(S)-グリシドール (21.1g, quant.) が油状物質として得られるので,そのまま次反応に用いる。窒素雰囲気下,TBDPS-(S)-グリシドール (21.1 g) とCuI (1.29 g) のTHF (40 mL) 溶液にビニルマグネシウムブロミド (338 mL, 1 M in THF) を-25 °Cで滴下する。反応液を-25 °Cで1時間撹拌後,飽和塩化アンモニウム水溶液 (400 mL) でクエンチする。室温に加温後,5%硫酸を加えて塩を溶解し,エーテル (400 mL) で抽出する。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水,次いで飽和食塩水で洗浄して硫酸ナトリウムで乾燥する。ろ液を濃縮して,残渣をカラムクロマトグラフィーで精製すると目的のアルコールが油状物質として得られる (19.3g, 84 %)。

文献


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