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バイオコンジュゲーション
バイオコンジュゲーションは、生体分子であるDNA・RNA・タンパク質・脂質・糖鎖などに、他の機能分子を温和な条件下で化学結合させ、複合体を形成することを示します。形成された複合体は、創薬や受容体結合リガンド発見、疾患診断、ハイスループットスクリーニングなどの新規手法開発に応用されています。
近年では、生体分子には存在しない生物直交型の官能基(アジド基など)を利用した化学修飾法も見出されており、その応用研究が盛んになっています。
抗体-薬物複合体(ADC)によく使われるクロスリンカー
抗体-薬物複合体(ADC)の製造にはクロスリンカーが利用されています。例えば、GMBS(製品コード:S0399)、EMCS(製品コード:S0428)、SPDP(製品コード:S0819)、BMPS(製品コード:S0427)、SMCC(製品コード:S0853)といったクロスリンカーが報告されており、TCIではこれらを数百グラムスケールで合成しています。
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抗体-薬物複合体(ADC)に適したジペプチドリンカー
リソソーム内の酵素によって切断されるジペプチドを、抗体-薬物複合体(ADC)のリンカーとして利用することが報告されています。TCIではこのリンカーを数十グラムスケールで提供することも可能です。
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銅フリーで進行するクリック反応リンカー
歪んだ構造のシクロオクチン/アザシクロオクチン部位を有するクロスリンカーは、銅(I)種の添加無しでアジド基とクリック反応します。秤量の手間を省き、1本ごとに使い切れるように、少容量のセット品もご用意しています。
使い切り容量のビオチン化試薬
リンカー部位と末端部位にNHSエステル部位を有するビオチン化試薬は、タンパク質中のアミノ基 (-NH2)と反応してアミド結合を形成するため、タンパク質と混合するだけでビオチン化が可能です。少容量のものをセットにしていますので、秤量の手間が省け、1本ごとに使い切りできます。
チオール基と特異的に反応するペルオキシダーゼ標識試薬
ペルオキシダーゼ(Horseradish Peroxidase)にマレイミド基を導入しているため、チオール基を含むタンパク質やペプチドに結合させることができます。
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その他のトピックス
- 創薬・医薬品開発・GMPの受託サービス
- 糖鎖コンジュゲート
- 光反応性ジアジリンを含むクロスリンカー
- 光反応性アジド基を有するクロスリンカー
- ベンゾフェノンを有する光クロスリンカー
- 蛍光標識用フルオレセイン
参考文献
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