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フローサイトメトリーに最適な抗非ヒト型糖鎖抗体
No.195(2024/03発行)
非ヒト型糖鎖はヒトの免疫反応を引き起こす性質をもつことが知られています1,2)。弊社では非ヒト型糖鎖であるαGalエピトープ (Galα1-3Gal)やN-グリコリルノイラミン酸 (Neu5Gc)を迅速に検出するために、ニワトリを用いてそれぞれに特異的に結合するポリクローナル抗体 (1, 2)を作製しました。1と2は、R-フィコエリスリン (R-PE)を標識したフローサイトメトリー解析用の抗非ヒト型糖鎖抗体で、細胞表面上の非ヒト型糖鎖を特異的に検出することが可能です。
図.フローサイトメトリーによるミニブタ顆粒球に存在する非ヒト型糖鎖の検出
ミニブタの血液より末梢血細胞を回収、1、2、およびアイソタイプコントロールを0.01 mg/mLに調製し、4 °Cで20分反応させた。その後フローサイトメーターで測定した。
文献
- 1) Delayed anaphylaxis, angioedema, or urticaria after consumption of red meat in patients with IgE antibodies specific for galactose-α-1,3-galactose
- 2) At least two Fc Neu5Gc residues of monoclonal antibodies are required for binding to anti-Neu5Gc antibody
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