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パラジウム触媒 / Palladium Catalysts
No.103(1999/07発行)
本品1は一酸化炭素加圧下,芳香族ハライドとアミンの反応において触媒として働き,カルボニル化合物を与えます。例えば,o-ジヨードベンゼンと第一級アミンの反応では,N-置換フタルイミドを生成します1)。この反応はいろいろな官能基をもつアレーンやアミンに利用でき,幅広い生成物を高収率で得ることができます。また,芳香族モノハライドと第二級アミンの反応では、α-ケトアミドとアミドを生成します2)。このα-ケトアミドは,α-アミノ酸やα-ヒドロキシカルボン酸などの合成に利用できる有用な中間体です。
本品2は有機亜鉛試薬とアリールヨージドのカップリング反応において触媒として作用し,高収率で生成物を与えます。ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)や,テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を触媒として用いた従来の方法では,ビアリールを副生しますが,本品2を用いることによりそれを抑えることができます。
文献
- 1) Preparation of N-substituted phthalimides by the Pd-catalyzed carbonylation
- 2) Pd-catalyzed double carbonylation of aryl halides
- 3) The coupling reaction of organozinc reagents with aryl iodides
- 4) Other applications
- a) 1-Alkenylation on α-position of ketones
- b) α-Phenylation of ketones
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また,地域等によって販売製品が異なります。製品詳細ページが表示されない場合は,販売は行っておりませんのでご了承ください。
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