text.skipToContent text.skipToNavigation

Maximum quantity allowed is 999

注文本数を選んでください。
TCI Home

TCIファインケミカルニュース 2024年11月号

12/9(月)~12/11(水)の第3回日本抗体学会にて、弊社研究スタッフがポスター発表します。

日時:12/9(月) 16:45-17:45 場所:Po-003 (展示棟)
発表テーマ:生物由来原料に含まれる非ヒト型糖鎖検出抗体の開発と抗体薬物複合体への応用

今回のTCIファインケミカルニュースでは、第3回日本抗体学会でのポスター発表の一部を先行してご紹介します。


非ヒト型糖鎖の特異的検出と新たな治療法への応用

生物分子を含む医薬品製造では、動物細胞などに由来する異種抗原糖鎖(非ヒト型糖鎖)が付加されることがあります。
非ヒト型糖鎖は、免疫反応を引き起こす可能性があり、医薬品の安全性や有効性に影響を及ぼすため、非ヒト型糖鎖αGalおよびNeu5Gcを迅速かつ確実に検出する方法の開発が求められています。

TCIでは、バイオコンジュゲーション技術を駆使し、αGalおよびNeu5Gcそれぞれに特異的に結合するポリクローナル抗体を作成しました。
抗αGal抗体の活性を様々な糖鎖構造のエピトープを用いて検証した結果、αGalエピトープのみを高い特異性で検出できることが確認されました。また、抗Neu5Gc抗体についても、Neu5Ac型のガングリオシドGM3には反応せず、Neu5Gc型のGM3に対してのみ高い特異性を示しました。(下図)
これにより、非ヒト型糖鎖抗原の高精度な検出が可能となりました。

Anti-NeuGc antibody reacts with NeuGc but not with NeuAc

さらにTCIでは、非ヒト型糖鎖を持つ細胞を標的とする新たな治療法の可能性を広げるため、抗Neu5Gc抗体を用いた抗体薬物複合体(Antibody Drug Conjugate = ADC)の作成を行い、Neu5Gcを含む糖鎖を持つ細胞への影響を検討しました。

Anti-NeuGc ADC

第3回日本抗体学会のポスター発表では、このADCの作成と検証についても報告します。弊社展示ブースでバイオコンジュゲーション受託サービスの紹介も対応します。

展示ブース:54番


皆様のご来訪を心よりお待ちしております。


TCIは最適化された合成技術を用いて低分子化合物やリンカーの合成、その後のバイオコンジュゲーションまで一貫対応し、皆様の研究開発を支援します。

糖鎖の社会実装に向け、未来をつなぎます。糖鎖技術研究所の紹介はこちら

今回の検討は、下記の製品群の試薬を用いて行っています。

異種抗原および抗異種抗原抗体(N0791, N0792, N0793, N0794)

シアリル化糖鎖(G0422, G0510)

バックナンバー:低分子化合物からの抗原作製

※お問い合わせ種別は「受託(研究・開発・製造)サービスについて」を選択してください。


当メールマガジンを同僚の方にも転送にて紹介いただけますと幸いです。
新規配信をご希望の場合は、以下のフォームよりお申し込みいただけます。
» TCIファインケミカルニュース配信登録フォーム

セッション情報
セッションの残り時間は10分です。このまま放置するとセッションが切れてホーム(トップページ)に戻ります。同じページから作業を再開するために、ボタンをクリックしてください。分です。このまま放置するとセッションが切れてホーム(トップページ)に戻ります。同じページから作業を再開するために、ボタンをクリックしてください。

セッションの有効時間が過ぎたためホーム(トップページ)に戻ります。