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TCI反応実例:アジリジン環の形成反応

PhINTsとCu(acac)2を用いた、アルケンからのアジリジン環の構築を紹介いたします。

TCI反応実例:アジリジン環の形成反応

使用した化学品

実施手順

PhINTs (866 mg, 2.32 mmol)をアセトニトリル (15 mL)に溶解させた後、1,2-ジヒドロナフタレン (360 mg, 2.77 mmol)とビス(2,4-ペンタンジオナト)銅(II) (60 mg, 0.233 mmol)をそれぞれ一括添加し、室温で攪拌した。3時間攪拌後、反応溶液をろ別し、残渣を酢酸エチル (10 mL)で洗浄した。ろ液を減圧濃縮後、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル = 5:1)で精製すると、N-トシル-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1,2-イミン (490 mg, 収率71%)が白色固体として得られた。

実施者コメント

反応溶液はTLC (ヘキサン:酢酸エチル = 2:1, Rf = 0.40)でモニタリングした。
ろ過で得られた残渣は、銅廃棄物として処理した。

分析データ

N-トシル-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1,2-イミン

1H NMR (400 MHz, DMSO-d6); δ 7.81 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.30 (d, J = 8.2 Hz, 3H), 7.22-7.14 (m, 2H), 7.04 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 3.81 (d, J = 7.0 Hz, 1H), 3.56-3.54 (m, 1H), 2.80-2.71 (m, 1H), 2.55-2.51 (m, 1H), 2.41 (s, 3H), 2.28-2.22 (m, 1H), 1.69-1.63 (m, 1H).

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