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TCI反応実例:TPAPを用いた水酸基の酸化反応

TPAPを触媒に用いたtrans-2-フェニル-1-シクロヘキサノールの酸化反応をご紹介します。再酸化剤存在下で、触媒量のTPAPにより水酸基の酸化反応が可能です。さらに、後処理や除去も容易です。

TCI反応実例:TPAPを用いた水酸基の酸化反応

使用した化学品

実施手順

trans-2-フェニル-1-シクロヘキサノール (68.3 mg, 0.39 mmol)、NMO (104.7 mg, 0.89 mmol)およびMS4A (粉末状,156 mg)のジクロロメタン (2.8 mL)懸濁液にTPAP (10.0 mg, 0.03 mmol)を室温で加えた。反応液を室温で3時間撹拌後、MS4A (粉末状,220 mg)を加えて終夜撹拌した。得られた反応混合物を直接中圧分取シリカゲルクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン= 0:1 - 9:91)で精製すると、2-フェニルシクロヘキサノン (58.4 mg,収率87%)が白色結晶として得られた。

実施者コメント

反応溶液はTLC (ヘキサン:酢酸エチル = 2:1, Rf = 0.70)でモニタリングした。
TPAPおよびNMOは吸湿性があるため、秤量を手早く行った。
MS4Aは、使用前に減圧下でヒートガンで加熱しながら十分に乾燥したものを用いた。

分析データ

2-フェニルシクロヘキサノン

1H NMR (270 MHz, CDCl3); δ 7.37-7.22 (m, 3H), 7.16-7.13 (m, 2H), 3.61 (dd, J = 5.4, 11.6 Hz, 1 H), 2.58-2.39 (m, 2H), 2.33-2.78 (m, 6H).

13C NMR (67.8 MHz, CDCl3); δ 210.3, 138.7, 128.5 (2C), 128.3 (2C), 126.9, 57.4, 42.2, 35.1, 27.8, 25.3.

その他の文献

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