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TCI反応実例:N-ブロモスクシンイミドを用いたブロモ化反応
N-ブロモスクシンイミド (= NBS)を用いた、2-メチルベンゾ[b]チオフェンの位置選択的ブロモ化反応をご紹介します。
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使用した化学品
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実施手順
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アセトニトリル (5 mL)に2-メチルベンゾ[b]チオフェン (500 mg, 3.4 mmol)を加え、0 ˚C、窒素雰囲気下で撹拌した。この溶液にNBS (630 mg, 3.5 mmol)を加えた。反応溶液を氷浴から外し、室温で30分間撹拌した。反応終了後、水で反応を停止し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、減圧濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン, Rf = 0.65)で精製すると、3-ブロモ-2-メチルベンゾ[b]チオフェン (759 mg, 収率99%)が白色固体として得られた。
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実施者コメント
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反応溶液はTLC (ヘキサン, Rf = 0.65)でモニタリングした。
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分析データ
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3-ブロモ-2-メチルベンゾ[b]チオフェン
1H NMR (270 MHz, CDCl3); δ 7.70-7.75 (m, 2H), 7.30-7.44 (m, 2H), 2.56 (s, 3H).
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先行文献
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- Reactive ligand influence on initiation in phenylene catalyst-transfer polymerization