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TCI反応実例:F-TEDA-BF4を用いたフッ素化反応

F-TEDA-BF4を用いた1,3-ジカルボニル化合物のジフルオロ化を紹介します。

TCI反応実例:F-TEDA-BF4を用いたフッ素化反応

使用した化学品

実施手順

アセトアセトアニリド (194 mg, 1.1 mmol)をアセトニトリル:水 (1:1, 4 mL)に溶かした溶液にF-TEDA-BF4 (778 mg, 2.2 mmol)を室温で加えた。室温で24時間撹拌したのちに反応溶液を減圧濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン = 0:1 - 1:9)で精製すると、2,2-ジフルオロ-3-オキソ-N-フェニルブタンアミド (214 mg,収率92%)が淡黄色透明液体として得られた。

実施者コメント

反応溶液はLCでモニタリングした。

分析データ

2,2-ジフルオロ-3-オキソ-N-フェニルブタナミド

1H NMR (270 MHz, CDCl3); δ 7.97 (brs, 1H), 7.57-7.53 (m, 2H), 7.38 (t, 2H, J = 8.1 Hz), 7.25-7.18 (m, 1H), 6.60 (t, 1H, J = 73 Hz), 2.52 (t, 3H, J = 1.6 Hz).

先行文献

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