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TCI反応実例:シアノホスホン酸ジエチルを用いた縮合反応
縮合剤のシアノホスホン酸ジエチルを用いた、4-ビフェニル酢酸とベンジルアミンのアミド化をご紹介します。
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使用した化学品
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実施手順
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撹拌子を入れた4つ口フラスコに窒素気流下、4-ビフェニル酢酸 (1.91 g, 9.0 mmol, 1.0 equiv.)、ベンジルアミン (1.1 mL, 10.0 mmol, 1.1 equiv.)、DMF (40 mL)を加えた。トリエチルアミン (1.7 mL, 12.0 mmol, 1.33 equiv.)を室温で加え、氷浴を用いて溶液を5 °Cに冷却し、撹拌しながらシアノホスホン酸ジエチル (1.7 mL, 11.0 mmol, 1.2 equiv.)を滴下した。反応液を室温で19時間撹拌した。反応液を水 (200 mL)に加え、析出した固体をろ取し、水 (50 mL)で洗い減圧乾燥させることで粗生成物を得た。得られた粗生成物を再結晶 (トルエン:イソプロピルアルコール = 1:1)で精製すると、1 (2.36 g, 収率87%)が白色針状結晶として得られた。
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実施者コメント
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すべての操作はドラフト中で行った。
反応溶液はTLC (ジクロロメタン:メタノール = 50:1, Rf = 0.61)でモニタリングした。
廃液は1 mol/L NaOH水溶液を用い、pH 10になるように調整した。この廃液は次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用い処理し、CN試験紙を用いて完全に分解したことを確認し廃棄した。
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分析データ
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2-([1,1'-ビフェニル]-4-イル)-N-ベンジルアセトアミド (1)
1H NMR (400 MHz, CDCl3); δ 8.61 (t, 1H, J = 5.7 Hz), 7.65 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.61 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.51–7.43 (m, 2H), 7.42–7.29 (m, 5H), 7.28–7.21 (m, 3H), 4.30 (d, 2H, J = 6.0 Hz), 3.54 (s, 2H).
13C NMR (101 MHz, CDCl3); δ 170.1 140.0, 139.5, 138.3, 135.7, 129.6, 128.9, 128.3, 127.3, 127.3, 126.8, 126.6, 42.3, 42.0.
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先行文献
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- Discovery of Antiglioma Activity of Biaryl 1,2,3,4-Tetrahydroisoquinoline Derivatives and Conformationally Flexible Analogues
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その他の文献
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- Diethylphosphoryl cyanide. A new reagent for the synthesis of amides.