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有機薄膜太陽電池を高性能化する自己組織化単分子膜形成試薬
2PACzは,ホスホン酸部位の機能性により金属酸化物表面に自己組織化単分子膜(SAM)を形成することができます。2PACzを用いることで,ペロブスカイト太陽電池の高効率化,安定化,低コスト化に寄与し,既存のホール輸送材料であるPTAAを用いたデバイスよりも高い性能を示すことが報告されました1)。さらに近年,2PACzは有機薄膜太陽電池(OPV)においても研究が展開され,PEDOT:PSSを用いた場合に比べ,変換効率とデバイス安定性の向上が見出されています。2PACzで修飾したITO電極を用い,3成分のBHJ (PM6:BTP-eC9:PC71BM)で作製したOPVは最大PCE 18.03%の変換効率を示すことが報告されています2)。
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引用文献
- 1) Conformal Monolayer Contacts with Lossless Interfaces for Perovskite Single Junction and Monolithic Tandem Solar Cells
- 2) Self-Assembled Monolayer Enables Hole Transport Layer-Free Organic Solar Cells with 18% Efficiency and Improved Operational Stability