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環境調和型酸化反応の触媒となる超原子価ヨウ素化合物
2-ヨードソ安息香酸(IBA)はIBX酸化後の副生成物として知られていますが,スルフィドの酸化1)に用いられるだけでなく,酸化反応の触媒としても利用できます2)。例えば,触媒量のIBAと酸素もしくはDMSO存在下,フルオレンを作用させると,高収率でフルオレノンが得られます。この条件は,ベンジルアルコール類の酸化やインドールのイサチンへの変換にも適用できます。また,反応後に回収したIBAは再利用が可能で,活性を損なうことなく次の反応に用いることができます。
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文献
- 1)The Controlled Oxidation of Organic Sulfides to Sulfoxides with the Help of O-Iodosylbenzoic Acid
- 2)Iodosobenzoic Acid (IBA) Catalysed Benzylic and Aromatic C–H Oxidations