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C70を光触媒として用いるベンジルアミン誘導体の酸化反応
Yamakoshiらは,フラーレンC70がベンジルアミン誘導体やテトラヒドロイソキノリン誘導体の光酸化反応を効率的に触媒することを報告しています。それによると,酸素雰囲気下,ベンジルアミン誘導体にC70を加えて光を照射することで,高収率でイミン体が得られます。同様な反応はフラーレンC60やテトラフェニルポルフィリン(TPP)を触媒とした場合でも進行しますが,C70の方が長波長の光を照射した場合でも反応が速く進行し,かつ,触媒量が少なくて済むという利点があります。さらに,トリメチルシリルシアニドを共存させて光反応に付すと,C70を用いた場合のみイミン部位へのシアノ化が進行します。
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文献
- C70 as a Photocatalyst for Oxidation of Secondary Benzylamines to Imines