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血中動態の改善研究に有用なジフェニルシクロヘキサン化合物
6-[(2-シアノエトキシ)(4,4-ジフェニルシクロヘキシルオキシ)ホスホリルオキシ]ヘキサン酸エチル (1) は,ペプチドのN末端と縮合させることで血中半減期を延長させることができます。Zobelらの報告1)によると,1によって化学修飾されたペプチドは,ウサギを用いたin vivo実験で修飾していないペプチドと比べて血中半減期が50倍延びることがわかりました。これは,1のもつリン酸ジフェニルシクロヘキシル部位が,血清アルブミンと親和性が高いという知見2)に基づいています。さらに,1とアルキル鎖長の異なる2-[(2-シアノエトキシ)(4,4-ジフェニルシクロヘキシルオキシ)ホスホリルオキシ]酢酸エチル (2) も同様なビルティングブロックとして,血中動態の改善研究への利用が期待されます。
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文献
- 1)Phosphate Ester Serum Albumin Affinity Tags Greatly Improve Peptide Half-Life In Vivo
- 2)MS-325: albumin-targeted contrast agent for MR angiography.