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ビールホップに含まれる生理活性ポリフェノール
ビールの原料となるホップ(Humulus lupulus)には苦みや香りの成分に加えて,複数のポリフェノールが含まれています。そのポリフェノールの一種であるキサントフモールはプレニルカルコンに属し,様々な生理活性を示します1,2,8)。例えば,がん細胞増殖抑制作用3)や発がん抑制作用4)を始めとし,骨再吸収阻害作用5),抗酸化作用6),脂肪合成に関与するジアシルグリセロールアシル基転移酵素(DGAT)阻害作用7)などが報告されています。
文献
- 1)Xanthohumol and related prenylflavonoids from hops and beer: to your good health!
- 2)Pharmacognostic and pharmacological profile of Humulus lupulus L.
- 3)Antiproliferative and cytotoxic effects of prenylated flavonoids from hops (Humulus lupulus) in human cancer cell lines
- 4)Cancer chemopreventive activity of xanthohumol, a natural product derived from hop
- 5)Bone resorption inhibitors from hop extract
- 6)Antioxidant and prooxidant actions of prenylated and nonprenylated chalcones and flavanones in vitro
- 7)Xanthohumols, diacylglycerol acyltransferase inhibitors, from Humulus lupulus
- 8)ビールホップ成分キサントフモール(XH)の多様な薬理作用—XHと多様な核転写因子との相互作用—