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取扱いが容易なトリフルオロアセチル化試薬
1-(トリフルオロアセチル)ピペリジン(1)は,芳香環にトリフルオロアセチル基を導入する試薬として使われています。1は,アリールハライドのハロゲン-リチウム交換,芳香族化合物のオルトリチオ化等の方法で調製したアリールリチウムと低温下速やかに反応し,トリフルオロアセチル体を良好な収率で与えます。アリールGrignard試薬との反応も同様に進行しますが,アリールリチウムを用いる方法に比べるとその収率は低下する傾向があります。1は光親和性標識として有用なアリール(トリフルオロメチル)ジアジリンの合成において,ジアジリン骨格を導入する一連の反応に多く利用されています。
文献
- Ginkgolide Derivatives for Photolabeling Studies: Preparation and Pharmacological Evaluation
- Synthesis and Biological Evaluation of Photoaffinity Labeled Fusidic Acid Analogues
- Comprehensive Synthesis of Photoreactive (3-Trifluoromethyl)diazirinyl Indole Derivatives from 5- and 6-Trifluoroacetylindoles for Photoaffinity Labeling
本品はジアジリン誘導体の合成で広く用いられています。弊社ではその基本骨格となるフェニル基4-位にジアジリンを導入した光クロスリンカーもご用意しています。研究用途に合わせてお選びください。
» 光反応性ジアジリンを含むクロスリンカー