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C(sp3)—H結合の活性化を伴う脂肪族アミドのβ位アミノ化反応
Yuらは,C(sp3)—Hの活性化を伴う脂肪族アミドのβ位アミノ化反応について報告しています。それによれば,[Pd(allyl)Cl]2錯体とトリス[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホスフィン配位子からなる触媒系と,パラジウム触媒との直接配位が可能なN-ペルフルオロフェニル脂肪族アミドを基質に組み合わせることで,β位C(sp3)—H結合の活性化を達成しています。この反応では,α位にメチル基を含む多置換脂肪族アミドを用いる必要があり,メチル基のC(sp3)—H結合がアミノ化されます。また,アミノ化剤として,モルホリンやピペリジンなどの環状ジアルキルアミンのO-ベンゾイルヒドロキシアミン類が用いられ,得られる化合物群は生理活性化合物の合成中間体として有用です。特に,ピペリドン誘導体をアミノ化剤とする反応では,反応後にピペリドン部位を除去することでβ-アミノ酸に誘導することができます。