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銅 (II) トリフラート触媒を用いたアルキンの位置選択的Markovnikov型水和反応
HassamとLiは,銅 (II) トリフラート触媒Cu(OTf)2を用いた末端および内部アルキンの位置選択的Markovnikov型水和反応を報告しています。一般に,アルキンの水和反応は,Lewis酸触媒と共に添加剤を加えたり,長い反応時間を要します。一方,本反応は酢酸エチル溶媒中,Cu(OTf)2を触媒として用いることにより添加剤を用いずに比較的短時間で水和反応が完結します。さらに,本反応をプロパルギルアルコールに適用すると,Meyer-Schuster / Rupe転位反応を経由した生成物が得られると報告しています。