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ロジウム触媒を用いた炭素—炭素結合活性化によるシクロブタノンとオレフィンの[4+2]カップリング反応
Dongらは,炭素—炭素結合活性化によるシクロブタノンとオレフィンの触媒的[4+2]カップリング反応を報告しています。それによれば,触媒として[Rh(C2H4)2Cl]2,配位子としてトリス[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホスフィンを用い,2-アミノ-3-ピコリンを添加することにより,分子内にオレフィン部位を持つシクロブタノン(1)は速やかに3-アザビシクロ[3.3.1]ノナノン(2)に変換されます。生成物のカルボニル部位は他の官能基や環系への変換が可能で,種々の架橋化合物を合成することができます。架橋環構造は天然物中に広く見られるため,複雑な天然物や生理活性分子合成への応用が期待されます。