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P-キラルホスフィン化合物の合成
Gilheanyらは,不斉アッペル反応を利用したP-キラルホスフィン化合物の合成について報告しています。それによれば,アッペル反応条件下において塩素源としてヘキサクロロアセトン,キラルアルコールとして(-)-メントールを用い,ラセミ体のホスフィンと反応させることにより,ジアステレオメリックなアルコキシホスホニウム塩が生成します。これをLiAlH4またはNaBH4で還元することにより,それぞれ対応するP-キラルホスフィンまたはホスフィンボランが得られます。得られたP-キラルホスフィン化合物は,遷移金属錯体触媒の配位子などとしての利用が期待されます。