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イオン固定型Ph3Pを用いたAza-Morita-Baylis-Hillman反応
東郷らは,イオン固定型Ph3P (1-メチル-1-[4-(ジフェニルホスフィノ)ベンジル]ピロリジニウムブロミド)を触媒として用いるN-トシルアリールイミンとビニルケトンのaza-Morita-Baylis-Hillman (aza-MBH) 反応を報告しています。この報告によれば,イオン固定型Ph3Pをaza-MBH反応に用いることで,反応混合物をろ過するだけで対応する付加生成物が高純度かつ高収率で得られます。さらに,イオン固定型Ph3Pは再利用も可能であり,繰り返し使用後も同様の高収率と高純度で目的物が得られます。(本論文はTetrahedron誌の表紙になっています)