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CAS RN: 57-24-9 | 製品コード: S0249
Strychnine

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規格表
外観 | 白色~うすい黄色~うすい黄赤色粉末~結晶 |
純度(HPLC) | 98.0 area%以上 |
純度(非水法) | 98.0 %以上 |
比旋光度 [a]20/D | -100 ~ -108 deg(C=0.25, エタノール) |
NMR | 構造を支持 |
物性値(参考値)
比旋光度 [α]D | -108° (C=0.25,EtOH) |
水への溶解性 | 不溶 |
水への溶解度 | 160 mg/l 25 °C |
溶解性(可溶) | クロロホルム |
溶解性(微溶) | アセトン |
GHS
絵表示 |
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注意喚起語 | 危険 |
危険有害性情報 | H300 : 飲み込むと生命に危険。 H370 : 臓器の障害 H372 : 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害。 H410 : 長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性。 |
注意書き | P501 : 残余内容物・容器等は産業廃棄物として適正に廃棄すること。 P273 : 環境への放出を避けること。 P260 : 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P270 : この製品を使用するときに,飲食又は喫煙をしないこと。 P264 : 取扱い後は皮膚をよく洗うこと。 P391 : 漏出物を回収すること。 P308 + P311 : ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師に連絡すること。 P301 + P310 + P330 : 飲み込んだ場合:直ちに医師 に連絡すること。口をすすぐこと。 P405 : 施錠して保管すること。 |
法規情報
毒劇法 | 毒物 |
RTECS# | WL2275000 |
輸送情報
UN番号 | UN1692 |
クラス | 6.1 |
包装等級 | I |
利用例
グリシンとアセチルコリン受容体のアンタゴニストとして作用するインドールアルカロイド,ストリキニーネ
ストリキニーネ [S0249] はマチン (Strychnos nux-vomica) の木皮と実に含まれているインドールアルカロイドで,殺鼠剤として1世紀以上使われてきた化合物です。グリシンは,脊髄の運動ニューロンおよび介在ニューロンへの抑制性伝達物質として知られています。ストリキニンは,グリシンとアセチルコリン受容体のアンタゴニストとして作用し,結果として脊髄の運動ニューロンに脱抑制 (興奮作用) もたらす神経毒です1,2)。また,R. B. Woodwardのグループにより1954年に全合成されて以来,ストリキニーネは合成研究のターゲット化合物として現在でも関心を集めています3,4)。なお,ストリキニーネは水難溶性ですが,その硫酸塩 [S0094],硝酸塩 [S0093],および塩酸塩 [S0257] は水に適度に溶解します。(本製品は試薬であり,試験・研究用のみにご使用ください。)
文献
- 1) The strychnine-binding subunit of the glycine receptor shows homology with nicotinic acetylcholine receptors
- 2) Inhibitory glycine receptors: an update (a review)
- 3) Synthesis of Strychnine (a review)
- 4) Is There No End to the Total Syntheses of Strychnine? Lessons Learned in Strategy and Tactics in Total Synthesis
利用例
痙攣・麻痺モデル作製用試薬
文献
- Voltage clamp study of cat spinal motoneurons during strychnine-induced seizures
- Prevention of strychnine-induced seizures and death by the N-methylated glycine derivatives betaine, dimethylglycine and sarcosine
- Influence of levodopa, apomorphine and 3,4-dihydroxyphenylserine (DOPS) on strychnine-induced seizures in mice
- Glycine potentiates strychnine-induced convulsions: role of NMDA receptors
- Strychnine-induced seizures in mice: the role of noradrenaline
- Effects of MK-801 (dizocilpine) and ketamine on strychnine-induced convulsions in rats: comparison with benzodiazepines and standard anticonvulsants
- H. Kubová, P. Mares, Physiol. Res. 1994, 43, 313.
- L-NAME inhibits pentylenetetrazole and strychnine-induced seizures in mice
- Effect of bis(acetato)tetrakis(imidazole) copper(II) in delaying the onset and reducing the mortality rate of strychnine- and thiosemicarbazide- induced convulsions
PubMed Literature
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