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CAS RN: 20353-93-9 | 製品コード: G0393
Gold's Reagent
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規格表
| 外観 | うすい黄赤色～黄色～緑色粉末～結晶 |
| 純度(HPLC) | 97.0 area%以上 |
| 純度(非水法) | 97.0 %以上 |
| 融点 | 97.0~101.0 °C |
物性値（参考値）
| 融点 | 99 °C |
| 溶解性（可溶） | メタノール |
GHS
| 絵表示 |
|
| 注意喚起語 | 警告 |
| 危険有害性情報 | H315 : 皮膚刺激。 H319 : 強い眼刺激。 |
| 注意書き | P264 : 取扱い後は皮膚をよく洗うこと。 P280 : 保護手袋／保護眼鏡／保護面を着用すること。 P302 + P352 : 皮膚に付着した場合：多量の水で洗うこと。 P337 + P313 : 眼の刺激が続く場合：医師の診断/手当てを受けること。 P305 + P351 + P338 : 眼に入った場合：水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P362 + P364 : 汚染された衣類を脱ぎ，再使用する場合には洗濯をすること。 P332 + P313 : 皮膚刺激が生じた場合：医師の診断/手当てを受けること。 |
法規情報
輸送情報
利用例
Gold試薬を用いる4-ヒドロキシキナゾリン誘導体の合成
実験例：
乾燥した三口丸底フラスコに冷却管，温度計を取り付け，撹拌子を入れて反応容器を窒素ガスで置換する。100 mLの無水ジオキサン，6.8 g (0.05 mol)の2-アミノベンズアミド，9.9 g (0.061 mol)のGold試薬を反応器に入れ，攪拌しながら終夜加熱還流を行った後，室温まで冷却する。反応液に(4.1 g, 0.05 mol)の無水酢酸ナトリウム，2 mLの氷酢酸を加えて3時間加熱還流した後，溶媒を減圧留去する。得られた固体残渣を吸引ろ過でろ取し，少量の水（15 mL）で洗浄する。ろ過物を回収して減圧乾燥すると4-ヒドロキシキナゾリンが4.9 g (収率67％)で得られる。
乾燥した三口丸底フラスコに冷却管，温度計を取り付け，撹拌子を入れて反応容器を窒素ガスで置換する。100 mLの無水ジオキサン，6.8 g (0.05 mol)の2-アミノベンズアミド，9.9 g (0.061 mol)のGold試薬を反応器に入れ，攪拌しながら終夜加熱還流を行った後，室温まで冷却する。反応液に(4.1 g, 0.05 mol)の無水酢酸ナトリウム，2 mLの氷酢酸を加えて3時間加熱還流した後，溶媒を減圧留去する。得られた固体残渣を吸引ろ過でろ取し，少量の水（15 mL）で洗浄する。ろ過物を回収して減圧乾燥すると4-ヒドロキシキナゾリンが4.9 g (収率67％)で得られる。
文献
- J. T. Gupton, K. F. Correia, B. S. Foster, Synth. Commun. 1986, 16, 365.
- J. T. Gupton, K. F. Correia, G. R. Hertel, Synth. Commun. 1984, 14, 1013.
利用例
Gold試薬を用いるホルミル化反応
実験例：
丸底フラスコに冷却管を取り付け，撹拌子を入れて反応容器を窒素ガスで置換する。反応容器をヒートガンで加熱乾燥した後，8.3 g (0.05 mol)のGold試薬を100 mLのTHF溶媒と共に加える。反応器を氷浴で冷却し，34 mL (0.054 mol, 1.6 M THF溶液)のn-オクチルマグネシウムブロミドをシリンジで加える。数時間加熱還流した後，室温で終夜攪拌する。反応液を氷浴で冷却し，70 mLの10％塩酸水を加えて15分攪拌する。反応液に固体の重炭酸ナトリウムを加えて中性にしてから，80 mLのクロロホルムで3回抽出する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥，ろ別して濃縮すると9.0 gの褐色液体が得られる。これをKugelrohr蒸留することで黄色液体のノナナールが5.6 g，収率79％で得られる。
丸底フラスコに冷却管を取り付け，撹拌子を入れて反応容器を窒素ガスで置換する。反応容器をヒートガンで加熱乾燥した後，8.3 g (0.05 mol)のGold試薬を100 mLのTHF溶媒と共に加える。反応器を氷浴で冷却し，34 mL (0.054 mol, 1.6 M THF溶液)のn-オクチルマグネシウムブロミドをシリンジで加える。数時間加熱還流した後，室温で終夜攪拌する。反応液を氷浴で冷却し，70 mLの10％塩酸水を加えて15分攪拌する。反応液に固体の重炭酸ナトリウムを加えて中性にしてから，80 mLのクロロホルムで3回抽出する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥，ろ別して濃縮すると9.0 gの褐色液体が得られる。これをKugelrohr蒸留することで黄色液体のノナナールが5.6 g，収率79％で得られる。
文献
利用例
Gold試薬を用いる5員環複素環の合成
文献
- 1)One Atom Lynch Pin Transformations of Gold's Reagent
- 2)New Synthesis of 1,5-Disubstituted Imidazoles
PubMed Literature
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