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CAS RN: 55907-61-4 | 製品コード: A5531
2,4-Dinitrophenylhydrazine Hydrochloride [for HPLC Labeling]
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規格表
外観 | うすい黄色~褐色粉末~結晶 |
純度(HPLC) | 98.0 area%以上 |
純度(硝酸銀滴定) | 98.0 %以上(無水物換算) |
熱希塩酸溶状 | ほとんど澄明以内 |
水分 | 10.0 %以下 |
鋭敏度 | アセトン(2.8ppm)に対し赤色を呈する |
HPLCラベル化効力テスト | ジメチルアミノベンズアルデヒドに対しラベル化効力有 |
NMR | 構造を支持 |
物性値(参考値)
GHS
絵表示 | |
注意喚起語 | 警告 |
危険有害性情報 | H315 : 皮膚刺激。 H319 : 強い眼刺激。 H228 : 可燃性固体 |
注意書き | P240 : 容器を接地すること/アースをとること。 P210 : 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること。禁煙。 P241 : 防爆型の電気機器/換気装置/照明機器/機器を使用すること。 P264 : 取扱い後は皮膚をよく洗うこと。 P280 : 保護手袋/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P302 + P352 : 皮膚に付着した場合:多量の水で洗うこと。 P370 + P378 : 火災の場合:消火するために乾燥砂 , 粉末消火剤 (ドライケミカル) または耐アルコール性フォームを使用すること。 P337 + P313 : 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P305 + P351 + P338 : 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P362 + P364 : 汚染された衣類を脱ぎ,再使用する場合には洗濯をすること。 P332 + P313 : 皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 |
法規情報
化審法 |
3-478 |
消防法 | 危-5-II |
輸送情報
UN番号 | UN1325 |
クラス | 4.1 |
包装等級 | III |
利用例
HPLC用ラベル化剤(カルボニル基用)
1はヒドラジノ基を有するHPLC用ラベル化剤で,カルボニル基と速やかに反応し,ヒドラゾンを形成する。このヒドラゾンは安定で,逆相HPLC条件下で分解することなく検出器に到達する。一般的なUV検出で利用されている254 nmで測定することにより,良好なクロマトグラムが得られる。
応用例
[アルデヒド]
試料1 mg,ラベル化剤1 1 mg,メタノール1 mL,1 N塩酸0.5 mLを混合する。密栓し,40 ℃で10分間反応させる。室温に冷却後,反応液をHPLC試料とする。
[ケト酸]1,2)
試料を2,4-ジニトロフェニルヒドラジンの希塩酸溶液(500 µmol/2 N塩酸100 mL)1 mLに溶解し,30 ℃で約30分間反応させる。(ケトモノカルボン酸は5分間,ケトジカルボン酸は約20分間で反応は終わる。)ラベル化剤は4倍モル過量になるように加えるのがよい。ヒドラゾンは酢酸エチルで抽出できる。
[尿,血漿中の17-ケトステロイド類]3,4)
試料をメタノールに溶解し,濃塩酸3~4滴で酸性にする。2,4-ジニトロフェニルヒドラジンのメタノール溶液(0.2%)を過量に加え,50 ℃で5分間反応させる。
[その他]
脂肪族カルボニル化合物5,6) ,脂肪族アルデヒド7~9)
[アルデヒド]
試料1 mg,ラベル化剤1 1 mg,メタノール1 mL,1 N塩酸0.5 mLを混合する。密栓し,40 ℃で10分間反応させる。室温に冷却後,反応液をHPLC試料とする。
[ケト酸]1,2)
試料を2,4-ジニトロフェニルヒドラジンの希塩酸溶液(500 µmol/2 N塩酸100 mL)1 mLに溶解し,30 ℃で約30分間反応させる。(ケトモノカルボン酸は5分間,ケトジカルボン酸は約20分間で反応は終わる。)ラベル化剤は4倍モル過量になるように加えるのがよい。ヒドラゾンは酢酸エチルで抽出できる。
[尿,血漿中の17-ケトステロイド類]3,4)
試料をメタノールに溶解し,濃塩酸3~4滴で酸性にする。2,4-ジニトロフェニルヒドラジンのメタノール溶液(0.2%)を過量に加え,50 ℃で5分間反応させる。
[その他]
脂肪族カルボニル化合物5,6) ,脂肪族アルデヒド7~9)
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HPLC用ラベル化剤 ( PDF 4.1MB )
HPLC用ラベル化剤 ( PDF 4.1MB )
文献
- 1)H. Katsuki, Anal. Biochem. 1968, 24, 112.
- 2)N. Ariga, Anal. Biochem. 1972, 49, 436.
- 3)F. A. Fitzpatrick, Anal. Chem. 1972, 44, 2211.
- 4)R. A. Henry, J. Chromatogr. Sci. 1971, 9, 513.
- 5)M. A. Carey, H. E. Persinger, J. Chromatogr. Sci. 1972, 10, 537.
- 6)L. J. Papa, L. P. Turner, J. Chromatogr. Sci. 1972, 10, 747.
- 7)鈴木義仁, 丸山昌英, 分析化学 1979, 28, 671.
- 8)谷 和江, 鈴木義仁, 分析化学 1985, 34, 717.
- 9)上堀美智子, 桑田一弘, 山崎良明, 大阪府公害監視センター所報 1982, 5, 27.
PubMed Literature
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