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バイオフィルム用透明化試薬

特長

  • 本製品を添加するだけでバイオフィルムを透明化
  • 様々な菌種のバイオフィルムに適用可能
  • 透明化後のバイオフィルムは、光シート顕微鏡(LSFM)や共焦点レーザー顕微鏡(CLSM)によって3次元で観察可能
  • iCBiofilm-D(製品コード:I1275)を用いることで、バイオフィルムのライブセルイメージングが可能

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iCBiofilm-H1およびiCBiofilm-H2を用いて透明化した後の観察例

PBSまたはiCBiofilm-H1を加えて撮影したMRSAの画像

図. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌MRSAを37°Cで一晩培養後、室温で30分間固定し、FM1-43により4°Cで一晩染色し、洗浄後にPBSまたはiCBiofilm-H1を加えて撮影した画像
(FMはThermo Fisher Scientific Inc.の登録商標です。)

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iCBiofilm-H1およびiCBiofilm-H2を用いた透明化方法

iCBiofilm-H1(製品コード:T4031)は多くのバイオフィルムを透明化させるのに適した試薬です。iCBiofilm-H1での透明化が弱い場合、iCBiofilm-H2(製品コード:T4032)をお使いください。iCBiofilm-H2は高い成分濃度で調製されているので、使用直前にイオン交換水で適宜希釈してください。希釈割合は、iCBiofilm-H2 : イオン交換水 = 1 : 1 - 2 : 1です。iCBiofilm-H2を希釈せずそのまま添加してうまく透明化する場合もあります。

<透明化手順>

  1. バイオフィルムを形成する微生物を用意する。
  2. 直径35mmのガラス底培養皿にバイオフィルムを形成させる。
  3. 培養皿から培地を取り除き、PBSで希釈した1%グルタルアルデヒド溶液を加えて固定する。免疫染色を行う場合は、抗原性を保持するためにPBSで希釈した4%パラホルムアルデヒド溶液を加えて固定する。
  4. 固定液を取り除き、PBSまたはイオン交換水で3度洗浄する。
  5. 細胞を染色する場合は、ここで染色液を加えて染色する。
  6. 染色液を取り除き、iCBiofilm溶液を加える。
  7. 顕微鏡で観察する。

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iCBiofilm-H1およびiCBiofilm-H2を用いた透明化例の動画

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iCBiofilm-Dを用いて透明化したバイオフィルムのライブセルイメージング例

<透明化手順>

  1. ライブセルイメージング用培地の作製: 通常培養する濃度の2倍となるようにBrain Heart Infusion(BHI)粉末と終濃度2%となるようにグルコースの粉末を脱イオン水に溶解し、フィルター滅菌する。その後に、等量のiCBiofilm-D(製品コード:I1275)と混合し、1%グルコースを含むBHI培地(半分の濃度のiCBiofilm-D入り)を作製する。
  2. 工程1で作製したライブセルイメージング用培地にMitoTracker® Deep Redを添加し、ガラスボトムディッシュでメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を培養する。
  3. 顕微鏡で観察しタイムラプス画像を取得する。

(MitoTrackerはThermo Fisher Scientific Inc.の登録商標です。)

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ライブセルイメージングの画像取得例の動画

<注意事項>

iCBiofilm-Dをそのままの濃度で用いる場合、脆弱なバイオフィルムの形成を妨げることや、明瞭な撮影像が得られないことがあります。その際は、iCBiofilm-Dを上記の透明化手順で2倍に希釈してご使用ください。なお、iCBiofilm-Dをそのままの濃度で用いる場合は、ライブセルイメージング用培地は通常の生育培地の作製方法で、溶媒(脱イオン水)をiCBiofilm-Dに置き換えて作製してください。

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本製品は、杉本真也 准教授らの技術指導により製品化されました。
図および動画は、杉本真也 准教授からご提供頂いたものです。

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