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脱水素的クロスカップリング反応を触媒するコバルト錯体

Co(dmgH)2(DMAP)Cl (1)やCo(dmgH)2PyCl (2)は、酸化剤フリーな脱水素的クロスカップリング反応1)や含窒素複素環の脱水素反応2)を触媒することが知られています。例えばクロスカップリング反応において、光レドックス触媒と1の共存下、シクロヘキサノン誘導体にアミンを作用させると、ケトン部位でのC-N結合の形成とシクロヘキサン部位の芳香環化が進行して、対応するアニリン誘導体が得られます。この反応は酸化剤を必要としないことが大きな特長です。また、含窒素複素環の脱水素反応も類似の条件で進行し、芳香環化体が得られます。

脱水素的クロスカップリング反応を触媒するコバルト錯体

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