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アクチビン受容体様キナーゼ 4/5/7阻害剤
No.193(2023/08発行)
アクチビン受容体様キナーゼ (ALK)は、形質転換増殖因子β (TGF-β)スーパーファミリーのセリン/スレオニンキナーゼ受容体に分類されるI型アクチビン受容体ファミリーの1つです1)。A 83-01 (1)はALK4/5/7を阻害し、それぞれのIC50は45、12、7.5 nMです。一方、その他のALKには弱い阻害を示しません2)。1は他の化合物と組み合わせることによって、ラットの人工多能性幹細胞 (iPSC)を安定化させることに寄与すること3)やエピブラスト幹細胞 (EpiSCs)を初期の多能性状態へ転換すること4)が報告されています。他にも、1はPD0325901と併用することによってヒトの初代体細胞をiPSCへ再プログラミングできることも報告されています5)。
文献
- 1) Perspectives of small molecule inhibitors of activing receptor‑like kinase in anti‑tumor treatment and stem cell differentiation (Review)
- 2) The ALK-5 inhibitor A-83-01 inhibits Smad signaling and epithelial-to-mesenchymal transition by transforming growth factor-β
- 3) Generation of Rat and Human Induced Pluripotent Stem Cells by Combining Genetic Reprogramming and Chemical Inhibitors
- 4) Conversion of Mouse Epiblast Stem Cells to an Earlier Pluripotency State by Small Molecules
- 5) Reprogramming of Human Primary Somatic Cells by OCT4 and Chemical Compounds
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