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c-Jun N末端キナーゼ (JNK) 阻害剤
IQ-1 (1)は、2.3±0.41 μMのIC50でLPS で誘導されたNF-κB/ AP-1の活性化を阻害し1)、表1に示すような親和性でc-Jun N末端キナーゼ (JNK)ファミリーに結合します。分子ドッキング分析によると、JNK3のAsn152側鎖のアミン部位は、1のオキシム部位の窒素原子と酸素原子の両方と水素結合を形成します。また、1は炎症性サイトカイン*やヒトおよびマウスの単球/マクロファージの一酸化窒素生成も阻害します。その他にも、1はWnt/β-カテニンによるマウス胚性幹細胞の長期的な拡大培養を可能にし、自発的な分化を防ぐ作用が報告されています2)。
*文献1の中で、著者らはインターロイキン (IL)-1α、IL-1β、IL-6、IL-10、腫瘍壊死因子 (TNF)-α、インターフェロン-γ、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子が1によって阻害されることを示しています。
表 1. 各キナーゼに対する1の結合親和性1)
文献
- 1) Identification and Characterization of a Novel Class of c-Jun N-terminal Kinase Inhibitors
- 2) Wnt/β-catenin/CBP signaling maintains long-term murine embryonic stem cell pluripotency
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