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グラファイト状窒化炭素とヘプタジン骨格を有するビルディングブロック
No.193(2023/08発行)
グラファイト状窒化炭素 (g-C3N4, 1)はメタルフリーの光触媒として、水の分解や有機物除去などの用途で注目を集めています1)。その部分構造体であるメレム (2)とヘプタジンクロリド (3)は、1を模した材料の精密合成や物性比較に有用で、MOFやCOFのユニットとしても使用されています2)。さらに、3から誘導体化した発光材料において、逆転した一重項-三重項励起エネルギーと負のΔESTに由来する高速な遅延蛍光 (DFIST)が実証されました3)。DFISTメカニズムに基づく高効率かつ高安定性の有機EL開発が期待されています。
文献
- 1) Graphitic Carbon Nitride (g-C3N4)-Based Photocatalysts for Artificial Photosynthesis and Environmental Remediation: Are We a Step Closer To Achieving Sustainability?
- 2) Embedding Carbon Nitride into a Covalent Organic Framework with Enhanced Photocatalysis Performance
- 3) Delayed Fluorescence from Inverted Singlet and Triplet Excited States
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