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天然オーキシンの1,000倍以上の親和性をもつ合成オーキシン
No.187(2021/08発行)
オーキシン受容体タンパク質(TIR1)がユビキチン-プロテアソーム系におけるSCF複合体のF-boxタンパク質として働くことを利用して,オーキシンと結合するAIDタグを付加した標的タンパク質をオーキシン依存的に分解誘導することができる技術はオーキシンログデン法(AID法)と呼ばれています(図1)1)。5-アダマンチル-IAA (1)は,そのペアとなる改変型TIR1 受容体タンパク質に対して天然オーキシン(IAA)の1,000 倍以上の親和性を示します2)。これらを用いることによって,従来のAID法に必要な1/1,000 の濃度のオーキシンでタンパク質分解を誘導することが可能で,マウスやヒトの細胞での低毒性なタンパク質分解系の構築が報告されています3)。
文献
- 1) An auxin-based degron system for the rapid depletion of proteins in nonplant cells
- 2) A Super Strong Engineered Auxin–TIR1 Pair
- 3) A super-sensitive auxin-inducible degron system with an engineered auxin-TIR1 pair
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