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ストライガの研究に用いられるストリゴラクトン様化合物

 ストライガは「魔女の雑草」とも呼ばれる寄生植物で,特にアフリカでの穀物栽培において収穫量を大きく低減させています1)。ストライガは寄生宿主が発する植物ホルモンであるストリゴラクトンを感知して発芽しますが,これまでストリゴラクトン受容体は同定されておらず,その詳しい機構は明らかにされていませんでした。これに対し萩原らは,ストリゴラクトン受容体に作用する蛍光性アゴニストであるヨシムラクトングリーン(YLG,12)を開発しました。1はストリゴラクトン受容体であるタンパク質ShHTLに結合し,加水分解されることで強い蛍光を発します。
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 土屋らはYLGのShHTLに対するIC50を測定する系を確立し,ShHTLに強く結合する化合物の探索・スクリーニングを行いました。そしてShHTL7に非常に強く結合するストリゴラクトン様化合物スフィノラクトン-7(SPL7,2)を発見し,養分の供給源となる宿主のない土壌で使用することによりストライガを発芽させて枯死させることを見出しました3)2のストライガの発芽に対する活性はGR24など4)の既存のストリゴラクトンアナログと比べて極めて高い一方で,ストライガのストリゴラクトン受容体に対して特異的で,他の植物に対するホルモンとしての作用は非常に弱いことがわかっています。そのため,2はストライガの防除化合物としての利用が期待されます。
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文献

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