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薬物の血中動態の改善研究に有用なジフェニルシクロヘキサン化合物
No.183(2020/04発行)
6-[(2-シアノエトキシ)(4,4-ジフェニルシクロヘキシルオキシ)ホスホリルオキシ]ヘキサン酸エチル(1)は,ペプチドのN末端と縮合させることで血中半減期を延長させることが可能です。Zobelらは,1によって化学修飾されたペプチドは,ウサギを用いたin vivo実験で修飾していないペプチドと比べて血中半減期が50倍延びることを明らかにしました1)。これは,1のリン酸ジフェニルシクロヘキシル部位が血清アルブミンと親和性が高いという知見2)に基づいています。さらに,1とアルキル鎖長の異なる2-[(2-シアノエトキシ)(4,4-ジフェニルシクロヘキシルオキシ)ホスホリルオキシ]酢酸エチル(2)も同様なビルティングブロックとして,薬物の血中動態の改善研究への利用が期待されます。

文献
- 1)Phosphate ester serum albumin affinity tags greatly improve peptide half-life in vivo
- 2)MS-325: albumin-targeted contrast agent for MR angiography.
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