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使いきり容量のビオチン化試薬

 タンパク質の検出や精製は生化学の実験において基本かつ重要な手法です。ビオチン-アビジン相互作用はその結合力の高さからタンパク質の検出や精製によく用いられます。1および2はリンカー部位とN-ヒドロスクシンイミジルエステル(NHS)部位を有したビオチン化試薬で,それぞれ使い切りサイズで個包装されています。これらはタンパク質中のアミノ基(-NH2)と反応してアミド結合を形成し,ビオチン化できます。詳しい使用方法を以下に示します。
B6096,B6097
使用準備

ご使用の際には10 mMのビオチン化溶液に調製することをおすすめします。目的サンプルのビオチン化には,その15倍量モルのビオチン化試薬が必要となります。10 mMビオチン化溶液の量は,以下の式で計算します。
計算例:2 mgのIgG(分子量 150,000)をビオチン化する場合の10 mMビオチン化溶液A μL
2 [mg IgG] × 10-3 [g/mg] × 1/150,000 [mol/g] x 15 [倍量]
= A [μL of 10 mM ビオチン化溶液] × 10-6 [L/μL] × 10 [mmol/L] × 10-3 [mol/mmol]

A = 20 [μL of 10 mM ビオチン化溶液]
  1. 1または2を室温に戻し,2 mgの1を350 μLのDMSOまたはDMF,もしくは2 mgの2を400 μLのPBSに加え,10 mMのビオチン化溶液を準備する。
  2. 目的のサンプルをPBS等のバッファに1-10 mg/mLの濃度で溶解する。この際,バッファはアミノ基をもつもの(トリスなど)が含まれていないものにする。
  3. 上記で計算した10 mMビオチン化溶液A μLを加え,30分室温で反応させる。
  4. 未反応の試薬を脱塩カラム等で取り除く。

文献

  • D. Savage et al., in Avidin-Biotin Chemistry: A Handbook, 2nd ed., Pierce Chemical, 1992, pp. 42-43.
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