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SH基と特異的に反応するタンパク質

 マレイミド基は,pH 6.5~7.5の溶液中でチオール基(SH基,スルフヒドリル基)と化学選択的に反応し,安定なチオエーテル基を形成します1)(図1)。また,この性質を利用することで,タンパク質中のSH基との特異的な反応に利用することができます。

図1. チオール基とマレイミド基の反応

 タンパク質では,SH基はシステインの側鎖に存在します。一方,システインを含まないタンパク質については,SATAやSATPなどのチオール付加試薬を用いることで,タンパク質中の第一級アミノ基にSH基を導入することが可能です。さらに,タンパク質内のSH基がジスルフィド結合を形成している場合は,DTTや2-MEAなどの還元剤でジスルフィド結合を切断することでSH基を露出させることができます。
 12および3はそれぞれ,ウシ血清アルブミン,ペルオキシダーゼ(西洋わさび由来),ストレプトアビジンにマレイミド基を導入した試薬で,SH基を含むタンパク質やペプチドとの特異的な反応に用いられます。例えば2を使用すると,簡単に抗体をHRP標識することができます(図2)。また,各製品は使い切りサイズで小分けされているため,試薬の秤量の手間が省けます。

図2. 2を用いた抗体のHRP標識

文献

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