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高位置規則性有機半導体ポリマー:P3HT
No.176(2018/01発行)
ポリ(3-ヘキシルチオフェン)(P3HT,1)は溶解性に優れた代表的な有機半導体ポリマーであり,有機エレクトロニクス分野で広く研究されています。エレクトロニクス材料のパフォーマンスはその材料の品質に大変敏感であり,中でもポリマーの純度や分子量は重要なファクターとなります。直接アリール化重合(DArP)1,2)により合成された1は,位置規則性が高く,高純度で平均分子量・分子量分布の品質が安定している特徴があります。また,1は溶解性に優れており,塗布工程による有機薄膜太陽電池3,4),ペロブスカイト太陽電池5)ならびに有機トランジスタ6)の研究に有用です。


図1.有機薄膜太陽電池(OPV)

図2.ペロブスカイト太陽電池(PSC)

図3.有機トランジスタ(OFET)
本製品は,京都大学化学研究所小澤文幸教授との共同開発により試薬化されました。
文献
- 1)Palladium-catalyzed dehydrohalogenative polycondensation of 2-bromo-3-hexylthiophene: An efficient approach to head-to-tail poly(3-hexylthiophene)
- 2)Structural analysis of poly(3-hexylthiophene) prepared via direct heteroarylation polymerization
- 3)A review of recent plasmonic nanoparticles incorporated P3HT: PCBM Organic thin film solar cells
- 4)Poly(3-hexylthiophene): Synthetic methodologies and properties in bulk heterojunction solar cells
- 5)Hole-transport materials for perovskite solar cells
- 6)25th Anniversary article: Organic field-effect transistors: The path beyond amorphous silicon
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また,地域等によって販売製品が異なります。製品詳細ページが表示されない場合は,販売は行っておりませんのでご了承ください。
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