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ピリジルチオウレア構造を持つキラル誘導体化試薬

 (R)-PyT-C(1)は豊岡らによって開発されたピリジルチオウレア構造を持つキラル誘導体化試薬で,LC-ESI-MS/MSを用いたアミン類の光学異性体の分離,定量に優れています。活性化剤として2,2'-ジピリジルジスルフィドとトリフェニルホスフィンの存在下,1はアミン類と反応結合します。この時,アミン類がエナンチオマー混合物である場合,生成物はジアステレオマーを形成します。このジアステレオマーはODSカラムを用いた逆相クロマトグラフィーで良好な分離を示します。また,MS/MS分析では,1由来の娘イオンがm/z 137.0に観測され,選択反応モニタリング(SRM)により高感度で検出,定量することができます。一群のアミン類を同時に分離分析することも可能で,メタボロミクスへの応用が期待されています。
実験例:
トリフェニルホスフィン(10 mMアセトニトリル溶液, 20 μL)と2,2'-ジピリジルジスルフィド(10 mMアセトニトリル溶液, 20 μL)の存在下,1(10 mMアセトニトリル溶液, 20 μL)とキラルアミン(10 μM)を60 °Cで60分反応させる。窒素気流下で溶媒を留去した後,残渣を移動相で溶解し,2 μLをUHPLC-ESI-MS/MSに注入する。0.1%ぎ酸を含む水/アセトニトリルを用いた定組成溶離により,キラルアミンのジアステレオマーが分離できる。それぞれのジアステレオマーのSRMクロマトグラムは,誘導体化試薬由来のプロダクトイオンm/z 137.0を用いることにより得られる。

文献

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