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不斉環化反応に有用な新しいジペプチドホスフィン有機触媒 / A Novel Dipeptide-Based Chiral Phosphine Organocatalyst for Asymmetric Cyclization

 Luらが開発した光学活性ジペプチドホスフィン(1) は室温・空気中で安定な有機触媒で,不飽和化合物とアレン酸エステルの[3+2]および[4+2]不斉環化反応に有用です1-3)。例えば,アルキルまたはアリールイミンとアレン酸エステルの[3+2]環化反応は5 mol%の触媒量で進行し,高エナンチオ選択的かつ高収率で反応生成物が得られています1)
実験例 (entry 1: R = CH3CH2CH2-):
窒素雰囲気下の乾燥済み丸底フラスコに,N-ブチリデン-P,P-ジフェニルホスフィン酸アミド (27.1 mg, 0.1 mmol),O-TBDPS-D-Thr-N-Boc-L-tert-Leu-diphenylphosphine (3.6 mg, 0.005 mmol) とMS5Å (60 mg) を加え,次いで無水ジエチルエーテル (1 mL) を加える。反応混合物を0 ℃に冷却後に2,3-ブタジエン酸tert-ブチル (22 µL, 0.15 mmol) を加えて,0 ℃で30分間撹拌する。反応混合物を濾過してMS5Åを除き,濾液を減圧濃縮する。濃縮残渣をシリカゲルクロマトグラフィー (溶離液:ヘキサン/酢酸エチル = 10:1 ~2:1) で精製すると無色油状の環化付加化合物が得られる (37.9 mg, 92% yield, 96% ee)。

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