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ピンサー型ニッケル触媒 / Pincer-type Nickel Catalyst
No.143(2009/07発行)


ブロモ[(2,6-ピリジンジイル)ビス(3-メチル-1-イミダゾリル-2-イリデン)]ニッケルブロミド(1)は稲本らが開発した空気中で安定なピンサー型ニッケル錯体で,Heck反応1a),鈴木-宮浦反応1a,1b),熊田-玉尾-Corriu反応1b) などのクロスカップリング反応の触媒として有用です。例えば,熊田-玉尾-Corriu反応では,THF溶媒中,触媒量の1の存在下,反応性の低いアリールフルオリドでも室温下で反応が進行し,高収率で目的物が得られます。また,鈴木-宮浦反応においても種々の官能基を有する基質を用いることが可能で,多様なビアリール化合物を得ることができます。
文献
- 1)Catalytic activities of a bis(carbene)-derived nickel(II)-pincer complex
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