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糖を丸ごと付加する酵素 エンド-α / Endo-α
No.135(2007/07発行)
* 1unitは,pH 5.0,37 ℃において,Galβ1-3GalNAc α-pNPに作用させた時,1分間あたり1 μmolのGalβ1-3GalNAc を生じる酵素量。
近年,山本らは乳酸菌(Bifidobacterium longum)を培養し,その培養液中にエンド-α-N-アセチルガラクトサミニダーゼ(Endo-α)の存在を見い出し,精製単離しています1a)。このEndo-αは,Galβ1-3GalNAcの二糖が水酸基とα結合した構造を認識し,この結合を加水分解によりGalβ1-3GalNAcを遊離させます。その際,水酸基を有する化合物を受容体として共存させると遊離したGalβ1-3GalNAcがその受容体に転移します1b)。
この山本らの見い出したEndo-αは,ムチン型糖鎖に含まれるコア1をドナーとして,糖やペプチド・蛋白など幅広い化合物にGalβ1-3GalNAcを転移させることができ,酵素法による複合糖鎖合成のツールとして多方面での応用が期待されています。
◎本酵素は,NEDOプロジェクトの成果として製品化されました◎
文献
- 1)Endo-α-N-acetylgalactosaminidase from Bifidobacterium longum
- a)K. Fujita, F. Oura, N. Nagamine, T. Katayama, J. Hiratake, K. Sakata, H. Kumagai, K. Yamamoto, J. Biol. Chem. 2005, 280, 37415.
- b)H. Ashida, K. Yamamoto, T. Murata, T. Usui, H. Kumagai, Arch. Biochem. Biophys. 2000, 373, 394.
- c)T. Katayama, K. Fujita, K. Yamamoto, J. Biosci. Bioeng. 2005, 99, 457.
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また,地域等によって販売製品が異なります。製品詳細ページが表示されない場合は,販売は行っておりませんのでご了承ください。
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