近年,有機三フッ化ほう素塩1を用いた種々の反応が報告されています。例えば,Molanderらは1aを用いた鈴木-宮浦クロスカップリング反応を報告しています1)。GenêtらはPd触媒の存在下,ジアゾニウム塩と1を反応させ,良好な収率でカップリング生成物を得ています2)。この反応はハロゲノ置換ジアゾニウム塩にも適用でき,ハロゲノ基を有するカップリング生成物を得ることができます。また,Rh触媒の存在下,アルデヒドへの求核反応3) に,キラルRh触媒の存在下ではエノンへの不斉1,4-付加反応などにも用いられています4)。
1は,対応するボロン酸と比べ空気や水分に対して安定で取扱いが容易なことから,種々の反応への応用が期待されています。
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