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有用な二核ロジウム(II)錯体
No.122(2004/04発行)

1は,橋本らにより開発された光学活性二核ロジウム(II)錯体で,ジアゾ化合物の分解によりキラルなイリド形成の触媒として利用されています。イリドは正電荷のヘテロ原子と炭素アニオンが隣接する活性化学種で,各ヘテロ原子の特性に基づき種々の反応に用いられています。特にイリド形成を機軸とする転位及び付加環化反応は,天然物,生理活性化合物の骨格構築法として有用です。

1を用いた種々の不斉触媒反応が報告されています1)。例えば,1を用いたカルボニルイリドの不斉1,3-双極付加環化反応では,温和な条件下,短時間で高エナンチオ選択的に付加環化体2を得ることができます2)。
文献
- 1)Chiral dirhodium(II) complexes for catalytic asymmetric synthesis
- 2)Enantioselective intermolecular 1,3-dipolar cycloaddition
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