1は,3価の超原子価ヨウ素化合物である(ジアセトキシヨード)ベンゼンをポリスチレンに担持したもので,種々の酸化的官能基変換反応に用いることができます。例えば,東郷らはTEMPOの存在下,温和な条件で第1級アルコールからアルデヒド,第2級アルコールからケトンを選択的に得ています。
反応後,副生したポリ(4-ヨードスチレン)をろ過により回収し,過酢酸で再酸化することにより1を再生,再利用することができます。1は,環境調和型化学変換試剤として今後の利用が期待されています。
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ポリマー担持超原子価ヨウ素化合物 / Polymer Supported Hypervalent Iodine Reagent
No.121(2004/01発行)

文献
- 1)Polymer-supported hypervalent iodine reagent
- 東郷秀雄, 櫻谷憲司, 化学と工業 2002, 55, 1018.
- H. Togo, K. Sakuratani, Synlett 2002, 1966.
- 東京化成工業(株), 特開2003-113131.
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